レバレッジETFは長期投資にはむかない
さわです。
レバレッジETFのTQQQをCFDの中期投資で売買しています。
レバレッジETFが長期投資にむかない理由
レバレッジETFというとSPXLが人気で、毎月積み立てのドルコスト平均法で長期投資するスタイルの方が多いと思います。
ただ、以前の記事の話を繰り返すようですが、わたしは3倍レバレッジETFにベストな投資法は中期投資だと思います。レバレッジETFは長期投資にはあまりむいていません。
それはコロナショックのような下落時の落ち込みと、その後のリバウンドがあまりにも大きいからです。
TQQQはコロナショックで、高値の118.8ドルから32.27ドルまで下落しました。
下落率は72%です。
今は79.22ドルなので底値からの上昇率は145%です。つまり2.45倍ですね。
長期保有の場合はこの恩恵を受けられないということです。
せっかく値動きが大きいのにそれを活かせないのはもったいないと思います。
わたしのメインのトレードは年1回の調整相場
中期投資の定義は幅広いと思いますが、わたしの場合は年に1回程度の大きな調整相場の時に全ポジションをロスカットして、底を打ったら買い直すのがメインのトレードです。
中期投資というと数週間単位のうねりでトレードする場合も含んでいますが、わたしは小さなうねりの場合はポジションの増減をさせる程度です。小さなうねりでのトレードはそれほどリターンがあるわけではないですが、少しでも増やしたいという気持ちと、トレードそのものが楽しいので、ときどきやってしまいます。
トレードはシンプル
中期投資といってもそんな難しいトレードをしているわけではありません。
参考までにわたしのやり方を一例として書いておきます。これが正解とかおすすめとかそういうわけではありません。人によって投資資金、かけられる時間、リスク許容度、経験などは様々です。人の数だけ投資法があり、その人に合った投資スタイルがそれぞれあると思います。
ーーーーーーーーーー
・毎日チェックするチャートはメインでTQQQ1種類。これはテクニカルのインジケーターを使います。ローソクは基本日足。普通のローソクと、トレンドを見やすくするために平均足を見ます。インジケーターで一番参考にするのはMACD。あとRSIです。
・QQQ、S&P500、個別株はGAFAM、日経225、ダウ30、ドル円、ゴールドは数値だけみます。いちいちチャートは見ません。
・買いエントリーの仕方は、MACDのゴールデンクロス、平均足が過去2日陽線になった 、ローソク足が上値抵抗線を抜けた等を総合的に見てトレンド転換した可能性が高いと判断します。感覚としてはMACDはダマシが少ないものの、ゼロではないのでそのへんを注意しながらエントリーします。
・売りはローソク足の下値支持線のブレイクやMACDのデッドクロスを参考にしますが、株価は上昇より下落が早いのでMACDのデッドクロスではやや逃げ遅れます。RSIなどのオシレーター系であらかじめ下落を警戒しておき、MACDがデッドクロスになりそうになったら早めに逃げます。
チャートに向かう時間はトータルで1日5分くらいです。平日は基本毎日チェックします。土日はチャートをまったく見ません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
インジケーターの売買サインにしたがって機械的にやるだけでも十分だと思います。
わたしはテクニカルインジケーターを使いますが、テクニカルを使わない人もいますし、使い方もひとそれぞれです。ローソクだけしか見ない人もいます。重要なのは自分なりのロジックやルールを守ることです。ルールがあればそれを改善していくことで成績を良くしていくことができます。ルールがなければルールの改善はできません。その場合はまずルールを守るという改善からスタートすることになります。
トレードは常にロジックに基づくルールでおこない、試行錯誤して改善していく必要があります。それはシミュレーションゲームの攻略のようプロセスです。トレードは一種のゲームと思えば楽しく取り組めます。
まとめ
- レバレッジETFは調整相場での価格の上下が大きい
- 長期で保有し続けるより、一度ロスカットして後で買い直す中期トレードがよい
- シンプルなテクニカル分析でも十分
- トレードにはルールとそれを改善していくプロセスが必要
- トレードは楽しい
おわりに
わたしはTQQQ1銘柄しかトレードしないのでチャートがもう頭の中に入っていて、休憩時間など時々考えて楽しんでいます。
これまで述べてきたようにレバレッジETFは長期保有より中期のトレードが面白くリターンも良くなります。今まで長期投資しかやってない人は、これからレバレッジETFでトレードを覚えていくのもいいと思います。少しでも中期投資のトレードに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
一万円札から読み取るメッセージ
さわです。
一万円札の肖像は福澤諭吉です。
わたしは以前から一万円札を眺めるたびに感じていたことがあるのですが、最近NHKの福沢諭吉の番組をみて、改めて思い出したので書いてみます。
学問のススメ
学問のススメの書き出しは「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」ですが、その後に続く文章は意外とそこまで知られていません。
重要な部分を引用します。
されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥どろとの相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。『実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。
超訳すると、金持ちは勉強したから金持ちで、貧乏人は勉強しないから貧乏人だと福沢諭吉は言っているのです。ストレートですね。
国からのメッセージ
その福沢諭吉が一万円札という日本の最高額紙幣の肖像になっているということは、これは国から国民へのメッセージだと思います。
通貨を作っているのは財務省や日銀で、その中の人たちは当然勉強してきた人たちです。
その官僚たちが「お前がもし金持ちなら勉強したから。もし貧乏なら勉強しないから」というメッセージを最高紙幣に込めているわけです。
そしてそれを福沢諭吉に代弁させているという見方ができます。
つまり、「勉強すれば金持ち」といったメッセージを発し実際に勉強した福沢諭吉を、富の象徴である最高紙幣の肖像にする。ということを、勉強してきた官僚たちが行う。というメタ構造になっているわけです。
一万円札を見た時、
「俺は勉強したから一万円札をたくさん手に入れることができた」
「俺は勉強しなかったから一万円札をあまり手に入れられなかった」
あなたはどちらを思いたいでしょうか。
勉強しましょう!
学問のススメ!!!
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
エポスカードの正しい使い方
さわです。
エポスカードを3年ほど使っています。使ってみて分かったことを書いていきます。
わたしがメインで使っているクレカはエポスゴールドカードと楽天カードです。
エポスゴールドカードはポイント還元率が0.5%のカードです。
楽天カードは還元率が1%なのでそのままだと負けてるんですが、エポスゴールドカードには1年間で100万円分使うとボーナスで1万ポイント付与の奥義があります。
これにより100万円ぴったり使うと、通常ポイントの5000ポイント+ボーナス1万ポイントの合計1万5000ポイントもらえます。
100万円で1万5000円分のポイントなので、還元率1.5%です。
100万円以上使ってもボーナスポイントは1万ポイントなので、基本は100万円分ぴったり使うのがベストです。現在いくら使ってるかはネットですぐに確認できます。
さらにエポスゴールドカードには、「選べるポイントアップショップ」という仕組みがあります。
これはポイント還元率が通常の3倍の1.5%になる利用先を3件選べるというものです。
100万円分使ったあとも、このポイントアップショップの3件では還元率1.5%をキープできるので、上手に使えば還元率1.5%のカードのまま使えます。
それ以外は楽天カードで会計しています。
エポスゴールドカードのメリット
- インビテーションを待てば年会費永年無料のゴールドカードが作れる
- ポイント有効期限が無い。ポイントはVISAプリペイドカードにチャージできるので使える場所が幅広い
- 100万円分使えばボーナス1万ポイント。通常ポイントと合わせて還元率1.5%
- 3件のポイントアップショップはずっと還元率1.5%
- 空港ラウンジが使える、海外旅行傷害保険自動付帯など旅行に便利
エポスゴールドカード取得への道のり
エポスゴールドカードの年会費は5000円ですが、インビテーションが送られてきた場合は無料で作れます。
インビテーションはカードを作ってから1年後に年間50万円以上の利用実績があると送られてきます。どんなに使っても1年後に審査なので、気長に待ちましょう。
さらに1年後に100万円から200万円ほど使っているとプラチナカードのインビテーションが送られてきます。プラチナカードは年会費が20000円かかるかわりにボーナスポイントの上限が上がる仕組みです。利用金額がかなり大きくないとお得にはならないので、よく考えて申し込む必要があります。見栄を張りたいなら別ですが、今時クレカで張れる見栄なんてほぼ皆無です。その20000円で新しい靴でも買ったほうがましです。
まとめ
エポスカードの正しい使い方
- エポスカードを作る
- 1年間で50万円使ってゴールドカードのインビテーションをもらう
- ゴールドカードを100万円分ぴったり使って還元率1.5%
- 3件の登録したポイントアップショップだけは使い続ける
- それ以外の会計は楽天カードにする
- プラチナカードにはしない
- 20000円で新しい靴を買う
こんなところでしょうか。
キャッシュレス決済の潮流でクレカを使う機会が増えて、年間100万円分使用もそんなに高いハードルではなくなってきたと思います。エポスカードは上手に使えば楽天カードよりお得なカードです。まだ持ってない方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
今回の記事はこれでおしまいです。
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
たった1つの銘柄だけを売買するスタイル
さわです。
TQQQだけを中期投資で売ったり買ったりしています。
1つの銘柄だけを売買する理由
私がTQQQの1銘柄だけを中期投資で売買する理由は楽な割にリターンがいいからです。
つまり費用対効果に優れているからで、ここで言う費用とは取引にかける労力のことです。
もっとリターンを上げようと思えば銘柄選びに時間をかけて、短期でデイトレードしたりすればいいでしょう。
もっと楽をしようと思えばS&P500のVOOあたりを買って長期投資でほっとけばいいと思います。
投資とトレードの中間である中期投資がわたしのスタイルです。
基本面倒くさいからほっときたいんだけど、相場の調整局面で下げるのを何もせずただ見てるのはもったいないので手を出してしまいます。
「ラクしたい」と「もったいない」の葛藤により中期投資というスタイルに落ち着きました。
中期投資のメリット
1)長期投資よりリターンは良くなる
相場はうねります。買われすぎることもあれば、調整で下げることもあります。小さい調整は年数回、大きいリセッションは数年に1回発生します。コロナショックのような新しいタイプの暴落もあります。中期投資ではこれらの大きな値動きにちゃんと対応することによって、長期ホールドより投資リターンを上げることができます。
2)相場に張り付かなくて良い
デイトレードのように相場に張り付く必要はありません。1日1回株価をチェックするだけです。アメリカのマーケットが動くのは日本の真夜中ですが、中期投資ならデイトレードと違って夜は普通に寝られます。
中期投資は手間もリターンも短期投資と長期投資の間にあります。しかし、手間とリターンは単純な比例関係ではありません。
中期投資は長期投資に比べほんのちょっとの手間で大きいリターンが得られます。
効率の良い、お得な投資方法と言えるでしょう。
TQQQのメリット
1)値動きが大きい
TQQQはそもそものリターンが10年で67倍と強い上昇傾向にあるのですが、下げ幅も大きく、ときどき来るリセッションで半値以下に大きく値を下げます。
下げたあと必ず値を戻すので、リセッションのたびにうまく売買すればポジションを倍々ゲームで増やせます。
わたしは相場に張り付くのが苦手なので、デイトレードは向いてないしやらないのですが、TQQQは日々の値動きが大きいのでデイトレードもやれなくはないと思います。
2)グロース株を中心に投資できる
TQQQはナスダック100の3倍レバレッジETFですが、ナスダック100はナスダック市場の金融銘柄を除く上位約100社の時価総額加重平均により算出されます。
わたしはこの上位100社というところが気に入っています。GAFAMに続く次世代の有望株が自然と組み込まれてくるので、ナスダック成長株の取りこぼしがありません。銘柄選択の手間がかからず楽です。
また、上位100社はセクターが固定されているわけではないので、特定のセクターの景気が沈むセクターリスクもありません。
3)ポートフォリオ管理が楽
100社に分散投資してることになりますが、見るのはTQQQだけなのでポートフォリオの管理の手間がかかりません。株の比率のリバランスをすることもないので楽です。
グロース株の高い成長力がレバレッジETFの複利効果で増幅されて大きく値上がりし、下げるときは複利効果で大きく下げて安く買い戻せます。この特性を理解すれば、それを生かせるのは中期投資だということになります。
中期投資のやり方
一例として私の投資のやり方を書いておきます。これが正解とかおすすめとかそういうわけではありません。人によって投資資金、かけられる時間、リスク許容度、経験などは様々です。人の数だけ投資法があり、その人に合った投資スタイルがそれぞれあると思います。
ーーーーーーーーーー
・毎日チェックするチャートはメインでTQQQ1種類。これはテクニカルのインジケーターを使います。ローソクは基本日足。普通のローソクと、トレンドを見やすくするために平均足を見ます。インジケーターで一番参考にするのはMACD。あとRSIです。
・QQQ、S&P500、個別株はGAFAM、日経225、ダウ30、ドル円、ゴールドは数値だけみます。いちいちチャートは見ません。
・買いエントリーの仕方は、MACDのゴールデンクロス、平均足が過去2日陽線になった 、上値抵抗線を抜けた等を総合的に見てトレンド転換した可能性が高いと判断します。感覚としてはMACDはダマシが少ないものの、ゼロではないのでそのへんを警戒していく感じです。
・売りはMACDのデッドクロスですが、株価は上昇より下落が早いのでMACDではやや逃げ遅れます。RSIなどのオシレーター系であらかじめ下落を警戒しておき、MACDがデッドクロスになりそうになったら早めに逃げます。
チャートに向かう時間はトータルで1日5分くらいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、わたしの投資スタイルはこんな感じです。
おわりに
今回は私の投資スタイルについて書いてみました。
いろんなご意見がおありかと思います。
こんなスタイルの人もいるんだと知ってもらえたら嬉しいです。
今回の記事はこれでおしまいです。
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
【シンプル】損切りのすすめ【検証】
さわです。
TQQQのみをCFDでレバレッジをかけて中期投資しています。
中期投資は少数派?
TQQQなどのレバレッジETFは暴落時の下落が大きい銘柄です。
暴落時にずっとホールドし続けるより、いったん損切りして再び買いなおした方がはるかにリターンが良くなります。
特にレバレッジをかけている場合は、ポジションが吹っ飛ぶ危険性が高いので、損切りは必須です。
最近ブログを始めて、他の人のブログを読むようになって気づいたのですが、投資スタイルが短期派と長期派の人が多いようで、中期派の人はあまりいないようです。
いろんな考察をしているのは長期投資派の方が多く、長期投資派の方は損切りをしない前提で投資をしています。積み立て投資のドルコスト平均法が人気ですね。
投資スタイルは人それぞれなのでそれで構わないのですが、レバレッジETFに関しては損切りをしないのはかなりもったいないと思います。
そこで今回は、TQQQを題材に「損切りのメリット」についてお伝えしたいと思います。
検証
シンプルにいきたいと思います。
コロナショックでTQQQを、
・MACDのデッドクロス・ゴールデンクロスで損切り・再投資した場合
・ずっとホールドした場合
について比較してみましょう。
条件:
・TQQQを100口持っていたとします。
・計算を簡単にするために1ドル108円固定にします。
1)ずっとホールドしていた場合
現在価格は72.89ドルなので、
72.89ドル×108円×100口で現在評価額は78万7212円です。
2)損切り・再投資した場合
MACDのデッドクロスの2月21日で売り、ゴールデンクロスの3月26日で買ったとします。
2月21日の安値106.73ドルで売ったとすると、
106.73ドル×108円×100口で115万2684円になります。
その後3月26日の高値50.00ドルで買い戻したとすると、
一口は50ドル×108円で5400円なので、213口買い戻せることになります。
現在評価額は72.89ドル×108円×213口で167万6761円になります。
考察
100口と213口ですから2.13倍もの差が出ます。
金額にすると78万7212円と167万6761円で、88万9549円の差です。
かなり大きいですね。
まとめ
暴落時はシンプルなMACDのサインによる売買で2倍以上の差が出ます。
TQQQなどのレバレッジETFは中期投資で基本に忠実に損切り・再投資しましょう。
今回の記事はこれでおしまいです。
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
【驚愕】複利×複利で神速で億る方法【ETFのCFD】
さわです。
TQQQをCFD(=差金決済)で買っています。
複利の効果
TQQQはナスダック100の3倍レバレッジ銘柄ですが、
特徴として、原指標の「日々の値動き”率”の3倍」になるように設計されています。
つまり自動で日々複利投資をしていることになります。
TQQQがナスダック100に比べて異常なほど大きな上昇をするのは、この「日々複利」の効果が大きいためです。
TQQQはこの10年で最大67倍まで値上がりしました。(コロナで最近下げていますが)
平均年利を計算すると52.3%(←計算式は67^(1/10)。)です。
このままでも十分なリターンが見込めますが、
さらにCFDでレバレッジをかけ、そのうえ上昇分を複利で再投資したらどうなるでしょうか。
複利投資の効果を高めるには、複利の再投資のスパンが短い方がより多くのリターンが見込めます。
年1回よりは毎月、毎月よりは毎日再投資する方がリターンが大きいです。
しかし、株価は一方的に上がり続けるのではなく、日々一進一退のランダムウォークをしながら長期的に徐々に値を上げていきます。
毎日リバランスするのは大変なので、月1回の再投資で計算してみましょう。
6年目で1億突破!
TQQQの平均月利を計算すると3.57%です。
CFDのレバレッジを2倍とします。つまり3.57×2で毎月7.14%のリターンが見込めます。
すると1年間で128.8%のリターンになります。年利128.8%です。
100万円を元手に年利128.8%で計算していくと、
1年後 228万円
2年後 519万円
3年後 1185万円
4年後 2702万円
5年後 6161万円
6年後 1億4047万円
となります。6年目で1億円突破ですね。
リバランスの方法
具体的なリバランスの方法について説明します。
基本的な考え方は、毎月レバレッジを2倍に調整するだけです。
以下、具体例です。
ーーーーーーーーーーーーーー
計算しやすくするためにETFの価格が1口100ドルで、1ドルが100円だと仮定します。つまり一口1万円です。
資金を100万円とします。レバレッジをかけなければ100口しか買えませんが、
レバレッジ2倍で200万円分のポジション、つまり200口を買ったとします。
1か月後に平均月利の3.57%値上がりしました。1口が10000円から10357円になり、1口あたり357円の値上がりです。
200口保有なので7.14万円ふえて、有効証拠金額は107.14万円になります。
ポジション評価額は200口で207.14万円分なので、
レバレッジは207.14万円÷107.14万円となり、2倍だったレバレッジは少し下がってレバレッジ1.93倍になります。
これをレバレッジ2倍になるようにリバランスしていきます。
有効証拠金額107.14万円の2倍ですからポジション総額が214.28万円になればレバレッジ2倍に戻せます。
つまり214.28万円−207.14万円で、7.14万円分買い増します。
1口が1.0357万円なので6.89口買う必要があります。
これでポジションは206.89口で評価額は214.28万円、レバレッジ2倍となります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
実際は6.89口という少数点以下の買い方はできないので、それに近い数量でなるべくレバレッジが2倍に近づくように調整していくことになります。
下落時の損切りは必要
ここまでCFDでレバレッジを2倍にする話をしてきました。理論的にはそれ以上のレバレッジも可能ですが、おすすめしません。わたしが最大レバレッジ2倍までを推奨するのは、それ以上はリスクがかなり大きくなるので現実的ではなくなってしまうからです。正直言ってレバレッジ2倍でもかなりのハイリスクになります。(レバレッジ初心者は最初はレバレッジ1.2倍とかから始めるのをお勧めします。)
特に下落時にはすばやい損切りが絶対に必要です。レバレッジ2倍なら少なくともポジションの半分を手放してレバレッジ1倍まで落とす必要があります。レバレッジ1倍なら現物と同じなのでポジションが吹っ飛ぶ心配はありません。TQQQのようなレバレッジETFの価格は暴落時には半分以下になります。レバレッジと損切りはセットです。これを忘れないで下さい。
とは言え、損切り自体は難しくありません。インデックスの値動きは個別株に比べてわかりやすいので、テクニカルのルールに従って機械的にやるだけです。日足のMACDを中心にいくつかのトレンド系とオシレーター系のインジケーターを組み合わせるだけでも十分だと思います。
損切りは知識よりメンタルが重要です。悲観的になる必要はありません。わたしは、「今損切りしても、このまま下がったらもっと安く買いもどせるからラッキー」くらいの軽い気持ちで損切りしていますし、実際そうなることが多いです。
まとめ
神速で1億を達成するには、
以上がポイントです。6年で達成できます。
おわりに
今回の記事では複利を最大限に活かす方法を書いてみました。
複利に複利をかけるという発想で、副業トレーダーでも一気に資産を増やすことが可能です。
そのためにはレバレッジETFとCFDの特性を理解し、有効に使うことが肝要です。
「CFDはあぶない」という人もいます。それは主にレバレッジのリスクのことをそう言っているんだと思います。でも、そもそもリスクのない投資法なんてありません。CFDはあくまでも手段の一つです。使うのは人間です。正しい知識を元にうまく使えばとても便利な投資法だと思います。
CFDについて興味のある方はぜひ調べてみてください。
このブログでも今後CFDについて発信していきたいと思います。
CFD投資の魅力に多くの人が気付いて欲しいと願っています。
ではまた(*・ω・)ノ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊
コロナでETFはどう動いた?【コロナショック検証】
さわです。TQQQが大好きです。
コロナショック検証パート2です。
前回の検証はGAFAMでしたが、今回はETFを比較検証してみます。
コロナショックの第2波が懸念される今、
前回のコロナショックについてちゃんと検証しておく必要があると思いやってみました。
ETFのチョイスは割と適当です。
選定理由はみんなが買ってそうな気がするという私の偏見です。
個別のETFの動きよりは、ETFの全体としての傾向がつかめればいいと思っています。
暴落時に実際どういう動きになるのかの特性を知っておけば、
今後の対処の参考になると思います。
データは5月15日のものです。
それでは早速見ていきましょう。
視点その1。年初来。
今年の1月2日からの比較です。
一応順位は、
- QQQ
- VOO
- VTI
- TQQQ
- TECL
- SPXL
- UDOW
レバなしETFの中ではQQQが飛びぬけてます。ナスダック強しですね。
VOOとVTIはのりで貼り付いてるんですかね。もはや双子です。
3倍レバレッジ群のなかでもTQQQが一番戻しています。やっぱりナスダック。
視点その2。2月19日起点。
コロナショックがはじまった日からの動きです。
コロナに強い銘柄というか、レバレッジがないほうが下落しないのは当然ですね。
順位はさっきと同じです。
3倍レバレッジは暴落に本当に弱いです。UDOWなんかは-80%にタッチしてます。
視点その3。3月23日起点。
コロナショックでマーケットが大底を打った日からのリバウンドです。
順位は、
- TECL
- TQQQ
- SPXL
- UDOW
- QQQ
- VOO
- VTI
リバウンドは3倍レバレッジ群の圧勝です。暴落の後に買うべきは3倍レバレッジですね。底値から2倍になっています。
TQQQとTECLが割と似た動きです。
TQQQの代わりにTECLを買う派の主張の妥当性が認められました。
まとめ
以上から考察すると、
- レバレッジETFでなければ、ずっとホールドでもよい。長期投資向き。
- 3倍レバレッジETFは暴落時はちゃんと損切すべき。中期投資向き。
- 市場が底を打ったら3倍レバレッジETFのリバウンドを全力で狙うべし。
- ナスダックはコロナに強い。
- VOOとVTIはもはや双子レベルの相関なので、リスク分散目的でこの二つを両方持っても分散効果は低い。
こんなところでしょうか。
上記を踏まえて、来るかもしれないコロナショック第2波に備えましょう。
ではまた(`・ω・´)ゞ
さわ
↓参加しました。押してくれたら嬉しいです😊